からすの母の徒然草

我が子の巣立ちは楽しみだけどちょっぴり切ないかな。空の巣症候群には決してならない。これから、我が家の第2ステージのスタート!

時々襲う寂寥感

私の子供は息子2人。

男の子はいずれ親から離れていくものと、生まれた時から覚悟して育ててきた。

大きくなったら自立するんだよ。どこでも好きな所に行ってみなさい。

そういうメッセージを送り続けてきた。

そして、そのように育ってくれた。

 

ここにきて、息子も私もセンチメンタル気味。

長男

「本当は北海道が一番良いって思う。」

「なんで東京に就職することにしたんだろう?」

「いつの間にかこの会社に決まってしまった。」

母は毅然と優しく確認する。

「道内で札幌以外に転勤が多いとこより、ずっと東京という安定を選んだんだよね。道内の地方より東京からの方が札幌に帰って来やすいし、自分の趣味、休日の過ごし方も東京の方が楽しめるというのもあったよね。」

「周りが次々進路を決める中で焦りもあった時に、良い話があって、何度も説明会や懇親会や交流会に東京まで招待されて、気持ちを固めてたよね。日本で知らない人はいないくらいの大企業の社員になって、社会に貢献できる仕事ができるというのは素晴らしい事だと思うよ。」

「お母さんは安心してるよ。でも、まだ、若いから、本当にどうしても無理だと思ったら、やり直しは効くと思うよ。戻ってくるのはいつでも良いんだよ。」

「まあ、誰にでもあるいっときの迷いだと思うけどね。」 

とかなんとか。

母だって少し思う

ずっと親の近くにいて欲しいと、地元が一番だと匂わせて育てていたら、どうだったかな…?なんて。

 

次男

「就職は戻ってこようかな?この家は売らないでおいてね。」

「やっぱり福祉系の学部にしとけば良かったかなぁ」

母はライトに答える。

「家はお父さんお母さん揃って元気なうちはこのままだよ。最終的には兄弟で相談して決めて下さい。」

「医者とか余程の専門資格が必要なとこ以外は、実際、学部と就職先なんて厳密に関係ないんだよ。就活までの3年間勉強しながらゆっくり考えればいいさ。」

母だって少し思う。

そうだよ戻っておいで。地元の公務員になりなさいとか言ったらいいのかな。

 

可愛かった私の息子達。

思ったように育てたように育っている。

母、もう少し頑張れ。

f:id:karasunohaha:20190120135924j:plain