息子は親離れしたから自律心が芽生えたのかも(次男編)
次男さんは、産まれた瞬間から愛想のいい赤ん坊だった。産まれた直後、心なしかドロドロのまま私のお腹にのり乳首に吸い付き目が合った!絶対ニヤッとしたと母は思う。
産院に入院中も、良く飲み良く眠り、お陰で母乳も良く出て、完母で育った。
発育過程も順調で、立っちも独歩も言葉も早かった。コミュニケーションも良好でいつも機嫌の良い能力の高い赤ん坊だった。
次男さんの育児は楽しくて楽だった。本当に可愛い子で、期待を持って、色々与えた。
そして、どこかに油断があったのか、手を抜いたか気を抜いたか。
次男さんが高学年になった頃から、母である私は自分の時間、仕事であったり、そこに付随する交友関係であったりに重心を置きがちになっていた。
次男さんを私立の中高一貫校に進学させたのは環境面で親が安心感を得たかったから。
今、思えば、夜遅くまでの塾通いや受験勉強、入学してからも周囲の学友が意識も能力も高い中を必死に付いて行ってたのだと思う。
もっと寛大に理解してあげていたら、彼は苦境に陥ることはなかったのかもしれない。
結果、(きっと寂しくて親に理解されない虚しさで)思春期の荒波にどっぷり浸り、親子関係は思いっきり反抗期の長いトンネルで過ごしてしまうことになった。(本人は苦しくなかったかも知れないが。)
中2まで、かわいくてかわいくて全く子育てに苦労がなかった次男さんには、思いっきり、思春期の子を持つ親の気苦労を味わさせてもらった。
絡みに絡まった糸が緩み始めたのは高校3年になってからか。
大学生になり一人暮らしを始めてから、経済観念、身辺の家事、学ぶ意味、将来の事、本気で考え始めたようである。
もともと友達に優しく、誰とでも友好にコミュニケーションを取る能力が高かった次男さん。
新たな世界での経験を時々知らせてくれる。高校時代の振り返りや、これから色々チャレンジして頑張りたいという決意も(多少ビッグマウスだが)
大きく道を外れない限りは、息子を信じて、見守り、時にちょっとだけ背中を押して、真の自立を応援してるよ!