息子は親離れしてから自己肯定感が得られたのかも(長男編)
長男さんが産まれて、大きな喜びと期待と夢を胸に私の育児がスタートした。
イケメンで賢い子供になると根拠もなく信じていた。
でも、産後1日目から
母乳はでず、ミルクも上手に飲めず、ゲップも下手で、眠らず、よく泣き、目も合わず、抱けば反り返り、、、。
手作りの離乳食や手作りのおもちゃやベビー服。それでも夢見た完璧なお母さんを演じてみる初心者の私。
人見知りで、言葉も遅くて、こだわりが強くて。
育児に力が入り頑張れば頑張るほど、育児書通りにいかず心が折れて、疲れて、、、。
1歳から入所した保育園の先生にどれだけ救われたことか。
そんな中でも、保育園に通わせながら、フルタイムの仕事をしながら、必死になって、早期教育を試みて習い事をさせたり、英語教材を購入したり、興味持ってることを伸ばすために、本や図鑑、科学館や博物館、自然体験やロボット教室、集団塾に個別教室。親が後悔しないレベルで、色々な期待の下心を持って投資しました。
されど、勝手に期待したレベルには到達せず。
育てにくい子だとレッテルを貼り、『仕方ない。高い望みは段々とハードルを下げてあきらめよう』と上から目線で思っていた、まだまだ自分本位だった私。
そんな中でも、ナカナカの個性的な興味への集中力と、類稀にみる優しい心、真面目な性格は、そのまま真っ直ぐに育ち。
目立った反抗期もなく過ごした学生時代。
最後の2年を学校の近くで一人暮らしした事で心が解放されたのか、生活スキルも成績も向上し、気が付いたら、親よりも大人に成長した長男さん。
30代で年収1000万円!とか、そんなエリートにはなれなさそうだけど、ちゃんと自立して、希望を持ちながら興味ある仕事をして、休みの日は健全に趣味に勤しんで、時々家族を思い出して連絡をくれる。
最高じゃないか!
私はあの頃小さな可愛い長男さんに何を望んでいたんだろう。何か本能が働いて遠くで暮らす方向に向いてったのかもとさえ思えてくる。
私はあのままだと毒親だったのかもしれない。と、時々ゾワっとする。
飛行機に乗らないと会いに行けない距離だけど、
お互い依存しないで思いやれる。
そんな親子関係を継続できるよう心がけたいと思います。